はいたい、ぐすーよー、ちゅーうがなびら
(みなさま、ご機嫌いかがですか)
旧暦の大晦日になりました。トシヌユル、年の夜です。
沖縄の行事のやり方については、ネットで検索できますので
興味のある方はご覧下さい。便利な世の中になりましたね。
私の実家では、ニンニクの葉っぱがあれば
それをサンにして、ヒヌカンなどにお供えします。
昼のように明るさをもたらして下さいという意味だそうです。
そう琉球人の母が話しています。
年の夜の夕飯は、沖縄そばやソーキ汁などが多いのかな?
あと、年の夜の晩ご飯に食べた食器を洗わずに
そのままにしています。意味はわかりません。
琉球人母によると、昔からそうしていたそうです。
イチムシ、ペットや家畜、クワ、ヒーラなどの農機具にも
年をとらせるために、人間のご飯を少しあげたりします。
物言わぬ、動物たち、お世話になってる農機具と一緒に
年をとるという考え・・・どこまでも愛を感じます
琉球人だけではなく、昔の人々は、アニミズム的な愛の世界で
生きていたんだなーと思います。
そして、今年87歳、海王星期に入っている母も
そんな愛の世界で生きているみたいです。
明日は、水瓶座の新月で、旧正月を迎えます。
私の実家では、若水を汲み、近所にカー(湧き水)や川がないので
水道から汲み、お供えします。
スーパーに、お供えの果物やお花、クワッチー(ご馳走)
ウチャヌク(餅)などがあり
買ってお供えするご家庭も多いのではないでしょうか。
昔は作ってお供えしていたよねー
便利だけど、それらと引き換えに失ったものも多いなと思います。
母も三枚肉を塩漬けしてましたが、全然しなくなりましたね
旧正月は、糸満市など漁業が盛んな地域で盛大ですよね。
勇壮な大漁旗をみたい方は、糸満漁港に行かれてもいいかも
旧正月を迎え、天に帰っていたヒヌカンが帰ってきます。
地域差、家庭の差もあると思いますが、私の実家では3日にお迎えします。
それからトゥシビーのお祈りも始まります。
家族の生まれ年の日に、レバーと塩などをうさげて、健康祈願します。
例えば、今年の2月19日は丑の日になるので、丑年の家族の祈願という風に。
ちなみに琉球人母は、丑年。百歳まで生きたいそうです。
昔は、今みたいに医療も発達してないし
健康に新年を迎えられるというのが、とても奇跡的なことで
みんなで、いのちのお祝いするというのは、大きな喜びだったんだろうな
行事の形式にとらわれる必要はないと私は思っています。
大切なのは、ウムイ、思いであり、その心
あなたなりのやり方で、年の夜、旧正月をされたらいいと思います。
それでは、よいお年をお迎えください。
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やってます、興味があったら見てみてね。
知念マツ